試作品

年末だし、来年引っ越しするし、
という事で家の周りを片付けた。
雨ざらしにしている昔の試作品がゴロゴロある。

フレスコ画や漆喰を使った作品をつくるのに一番悩むのがベースだ。
もともと壁画。壁を塗る材料なので、何かに塗らなければ形が作りづらい。
出来ればなるべく軽い方がいい。
パネル、板、ざる、スライロフォーム、いろいろ試した。

かなり前に枝とドンゴロスという布でベースを作り、
砂漆喰で下塗りし、フレスコ画で描いた作品に凝ったことがある。

軽くて面白かったがしまいづらいのが難だった。
耐久性も気になったので外におきっぱなしにしていた。
約15年くらい。

土に接していた部分の枝とドンゴロスは朽ち方が激しかった。
フレスコ画の部分は汚れ、みすぼらしくなっていたものの
汚れを払っても水をかけても絵は落ちず、石灰モルタルも固くなったようだ。

フレスコ画が耐久性がある画法であることを改めて感じました。

ただ、描かれている私の絵が残しておいてもしょうもない代物なのが。。。

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